CRAの転職:CROから他社CROへの転職理由3選を大公開

どうも、はるきちです。

私は以前CROでCRA、チームリーダーを担当しており、現在は外資系製薬メーカーでオンコロジー領域のStudy Managerを担当しています。

今日はCRO業界内における転職について見ていきたいと思います。

CRO業界は非常に転職が盛んな業界でして、業界内で複数回の転職をする人も珍しくありません。

私は以前はCROにおりましたので、他社CROから転職してくる人や他社CROへ転職していく人をたくさん見てきました。

CROからCROに転職する際の理由は、大きく分けて以下の3つになると思われます。

今日は、それぞれの転職理由について見ていきたいと思います。

CROからCROへの転職理由
  • 年収を上げたい
  • グローバル試験に携りたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • CROからCROに転職する理由

    CROからCROに転職する理由は人それぞれ異なりますが、私の周りの人を見ていると、おおよそ以下の3つの理由に集約され、その中でも年収を上げるために転職をしている人が一番多いと思います。

    理由①:年収を上げたい

    私の知っている範囲では、年収を上げるために転職する人が圧倒的に多い印象です。

    ここ数年は、Syneos(サイネオス)Labcorp(ラボコープ)がかなり年収を積んでCRAを集めていますので、多くのCRAがこの2社に流れています。

    以下にLabcorpの年収レンジをお示ししていますが、年収はやっぱり高いですね。

    Senior CRAであれば残業代込みで年収1,000万円は狙えると思いますし、製薬メーカーで働くよりも稼げる可能性があります。

    Labcorpの年収レンジ
    • Senior CRA:840万+残業代
    • Clinial Team Lead:950万~1,200万
    • Line Manager:1,100万~1,350万
    • Senior Manager:1,400万前後


    ここ最近は人が充足しつつあるのか、以前よりも採用基準が上がっているという話を聞くこともありますので、提示する年収も今後は徐々に落としていく可能性はありますね。

    実際にIQVIAを見てみると、CRAをかき集めていた2010年代の前半は中途採用のCRAに対してそこそこの額を提示していましたが、ここ最近は提示額がかなり下がっています。

    そのため、同じ会社であったとしても、人を一番集めている時に高値で入る方が、労せずして年収を上げることができると思います。

    はるきち

    製薬メーカーへの転職を狙っていたものの内定が取れず、『CRO業界で働くなら年収が高い会社へ転職するぞー』という感じで、この2社に転職している人が多い印象です。ちなみに、私も製薬メーカーに転職できない場合は、どちらかの会社にお世話になろうと思っていました。

    理由②:グローバル試験に携わりたい

    グローバル試験に携わりたいという理由で、内資系CROから外資系CROに転職する人も一定数見てきました。

    ローカル試験・グローバル試験ともにそれぞれの魅力がありますが、一般的にグローバル試験を経験していると市場価値が上がり、製薬メーカーへの転職も狙えますので、是非経験した方が良いと思います。

    内資系CROでもグローバル試験を受託している会社がありますが、外資系CROの方が受託数が多く、グローバル試験にアサインされる可能性が高いと言えます。

    グローバル試験のメリット・デメリット
      【メリット】
    • 英語の使用頻度が高い
    • 海外のメンバーと仕事をすることにより、違う文化を体感できる

    • 【デメリット】
    • 海外のメンバーとのミーティングが日本時間の朝早い時間や夜遅い時間に開催されることが多い
    • 日本は参加国のうちの1つであるため、グローバルの言いなりになるケースが多い


    なお、CROは会社ごとにビジネスモデルが異なります。

    転職する時は、ご自身が望むような経験が積める会社かどうかを事前に確認し、転職するようにしましょう。

    理由③:ワークライフバランスを改善したい

    最後にワークライフバランスの改善ですが、この理由で転職する人も一定数います。

    なお、CROでの業務量は、担当する試験やその依頼者の方針により、かなり左右されます。

    そのため、同じ会社の中でも業務量が多くないチームもあれば、かなり激務のチームもあります。

    はるきち

    業務量は、運に左右される部分もありますね。

    転職するために必要な英語力

    CRAとして転職するのであれば、英語力が高くはなくても転職はできると思います。

    ただし、転職をする際には英語力の確認は必ずありますし、特に外資系CROに転職するのであれば、英語力が高ければその分採用面接で高い評価を得ることができると思います。

    そのため、いつでも転職活動を行えるよう、常日頃から英語の学習を継続し、自己研鑽に努めましょう。

    おススメのオンライン英会話教室に関する記事を以下に貼っておりますので、併せてご覧ください。

    他社CROに転職する前に、製薬メーカーへの転職も考えてみよう

    CRO業界内でもよいキャリアを築いている人をたくさん知っていますの、CRO業界内でも良いキャリアを送れると思います。

    ただ、個人的な意見としては、CROにいるCRAの方はまずは、製薬メーカーへの転職を考えた方が良いと思っています。

    製薬メーカーであればCROからは見えなかった部分が見えるようになり、各段に知見が広がると思います。

    そのため、まずは皆さん製薬メーカーにトライした方が良いと私は考えています。

    製薬メーカーを目指した方が良い3つの理由
    • 医薬品開発の成り立ちを理解することができる
    • キャリアパスが豊富である
    • 年収の水準がCROより高い


    製薬メーカーのCRAの中途採用は募集人数がかなり少ないため、転職するのも狭き門となります。

    ただし、実際に転職している人も多くいますので、しっかりと準備をして臨めば決して不可能ではありません。

    まとめ

    今日はCROからCROへの転職理由を見てきました。

    CROからCROに転職する際の理由は、大きく分けて以下の3つに集約されると思います。

    CROからCROへの転職理由
  • 年収を上げたい
  • グローバル試験に携りたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • 『CRO』と一括りにいっても年収やビジネスモデルは各社異なりますので、転職する際にはどこの会社が良いかをしっかりと調べる必要があります。

    転職エージェントにはCRO各社の情報が蓄積されていますので、転職する際は転職エージェントに登録をして、積極的に情報を取りに行きましょう。

    では!


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