現役CRAさんからのご質問:CROから製薬メーカーに転職する場合、何歳までに実現すべきか?

どうも、はるきちです。

私は以前CROでCRA、チームリーダーを担当しており、現在は外資系製薬メーカーでオンコロジー領域のStudy Managerを担当しています。

ここ最近、CROから製薬メーカーへの転職について読者の方からご質問を頂く機会が増えましたので、ブログに私なりの考察を記載したいと思います。

同じような疑問を持っている人もいると思いますので、参考にしてみてください。

ご質問の内容

はるきち様

いつもブログを拝見しています。

私は、外資系CROでオンコロジー領域のCRAをしており、CRA歴が約5年の現在30歳です。

1年半ほど前から製薬メーカーのCRA職への転職を目指し、転職活動をしていますが、なかなかうまく行きません。

どうしてもメーカーに行きたいため、これからも転職活動を続ける予定ですが、CROから製薬メーカーへの転職の一般論として、何歳までに実現した方が良いでしょうか?

年齢が若い方が有利であることは理解していますが、はるきち様の会社やお知り合いの方で、何歳ぐらいで転職されている方が多いのかを教えて頂けますと幸いです。

ご質問者さんの詳細
  • 6年制薬学部卒
  • 現在勤務している外資系CROに新卒入社
  • CRA経験 5年(現在30歳)
  • オンコロジーの領域経験 3年
  • TOEIC 800点
  • はるきちの考察

    何歳までに実現しないといけないというルールはありませんが、ご存知の通り、年齢が上がるつれて選考を突破しづらくなりますので、一般的に年齢が若い方が有利だと思います。

    私の周りを見てみると、早い人は20代後半で転職していった人もいますので、早いに越したことはありません。

    弊社に入社してくるCRO出身の人を見ても、30代前半ぐらいが一番多いと思います。

    そのため、一旦の目途として30歳代前半までに実現することを目標に設定するのが現実的だと思います。

    私の知り合いの中には30代後半でCROから製薬メーカーに転職した人もいますので、30歳代後半でも場合によっては内定を獲得できると思います。

    ですが、かなりのレアケースだと思いますし、仮に内定を獲得できたとしても、その後のキャリアを考えると30代後半での入社はやや遅い印象があります。

    そのため、やはり現実的には30歳代前半を一つの区切りとし、その時点で製薬メーカーへの転職に成功していない場合は、30歳代半ば(35歳くらい)まで転職活動を継続するのか、それともCROでキャリアを全うするかを決めれば良いと思います。

    英語に関しては、TOEICの点数が現在 800点ということですので、非常に立派だと思います。

    英語力も選考の際の重要な要素になりますので、今後はTOEICの点数だけではなく、会話も問題なくこなせるレベルまで英語力を上達させましょう!

    はるきち

    希望の製薬メーカーに転職できることが1番良いと思いますが、難易度は高いです。そのため、製薬メーカーに転職できなかった場合のキャリアも頭の片隅に入れておく必要があります。

    まとめ

    私自身も臨床開発のキャリアのスタートがCROでしたので、CROにお勤めの方で製薬メーカーに転職したい人の気持ちが凄く理解できます。

    大手製薬メーカーのCRA職は難易度が高く、一旦募集が出ると、かなりの数の応募が入り、倍率もかなり高くなります。

    自分自身の転職活動を振り返ってみても、書類選考を突破するのだけでも大変だったことを覚えています。
    (私の場合は、書類選考通過率が30%ぐらいだったと思います。)

    CROから製薬メーカーに転職するために一番大事なことは、長いスパンでしっかり準備をすることだと思います。

    転職エージェントに登録をして情報収集をしたり、英語の勉強をしたり、中長期スパンで準備をしましょう。

    そして、最も重要なことは諦めないことだと思います。

    中には、1社、2社受けて内定を取れる人もいますが、CROから製薬メーカーに転職した人で、何回も応募してやっと内定を勝ち取った人を何人も知っています。

    『最後は精神論か』と言われそうですが、どれぐらい強い気持ちを持っているかが非常に重要ですので、諦めずに頑張りましょう!

    では!






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