こんなはずじゃなかった…せっかくCROから製薬メーカーに転職したのに、後悔した理由3選!
どうも、はるきちです。
今日は、CROから意中の製薬メーカーに転職したものの、その転職を後悔した理由3選を紹介したいと思います。
100%全てが改善できる転職が理想ですが、少なからず誰しも多少は前職の方がよかったと思う部分があると思います。
その割合が大き過ぎると、そもそも何のために転職したのかということになってしまうわけですが、今日は実在の転職者から聞いた話を紹介したいと思います。
製薬メーカーとCROの違いについて
まず、製薬メーカーとCROの違いについてですが、製薬メーカーは医薬品産業に属し、CROはサービス業です。
製薬メーカーは、医薬品の臨床開発の業務の全部または一部をCROに委託する関係にあり、一般的には製薬メーカーは指示・命令する側であり、CROは指示・命令を受ける側になります。
そのため、CROから製薬メーカーへの転職を目指している人が多いのが現状です。
詳しくは以下のブログに纏めていますので、併せてご覧ください。
CROから意中の製薬メーカーに転職成功!だけど、実際に働いてみて後悔した理由3選
CROから製薬メーカーに転職したいと考えているCRAは、かなり多いと思います。
製薬メーカーへの転職はご存知の通り難関ですので、意中の製薬メーカーに転職できる人はごく少数に限られています。
にも関わらず、意中の製薬メーカーに転職したものの、『こんなはずじゃなかった…』と後悔している人が私の周りに一定数います。
今日は、そんな事例を3人紹介してみたいと思います。
年収が大幅に下がった
Aさんは、大手外資系CROから現職の大手外資系製薬メーカーに転職されたんですね。
はい、そうです。ただ、この転職が正解だったかが、自分の中でもよく分からなくなってきていまして…と言うのも、CRO時代にはかなり年収が高かったのですが、現職に転職するにあたり基本ベースで200万年収が下がりました。
え!?200万もですか?200万も年収が下がって、よくそのオファーを受諾しましたね。
ずっとCROで仕事をしていたので、製薬メーカーで仕事をしたいという気持ちを強く持っていました。ただ、年収減のオファーに対してはすごく迷いましたが、これを逃すと次のチャンスが無いという思いが強くなり、オファーを受諾しました。最初は年収のことは気にしないつもりで入ったのですが、生活のレベルも1ランク下がりましたので、メーカーに転職しても自分自身が幸せになっていないような気が常にしています。
製薬メーカーの方が年収が必ずしも高いわけでは無いことは知っていましたが、そこまで下がったんですね。
やっぱり年収ってかなり大切です。生活レベル云々よりも仕事で辛いことがあった場合の乗り切る力にもなっている気がします。辛いことがあっても、ある程度貰っていれば我慢できるようなこともあると思います。
年収を下げてでも製薬メーカーに行きたい気持ちは心情的には理解できますが、50歳前後くらいまでは年収が下がる転職は個人的にはお勧めできません。
中には、未経験の職種にチャレンジして年収が下がるケースがあります。
それは新たなチャレンジですので、年収減は仕方無いと思いますが、経験者で即戦力採用で年収を下げてしまっては本当に勿体ないと思います。
労働環境が悪化した
Bさんは、大手内資系CROから現職の大手外資系製薬メーカーに転職されたんですよね。
はい、そうです。ただ、転職してから労働環境がガラッと変わりました。業務量が前職より桁違いに多くなって、毎週土日はサービス残業をしています。
そんなに忙しいのですか?それは大変ですね。
弊社は開発品が多く、以前から第1志望の製薬メーカーでした。内定を獲得できたこと自体はすごく嬉しかったのですが、お陰様で家族との時間が無くなり、プライベートの満足度はかなり下がりましたね。仕事は充実していますが、この転職が成功だったかを自問自答しています。
ある程度の経験を短期間で積むために、それなりの業務量は仕方無いと思いますが、土日にサービス残業が多い会社は辞退した方が賢明ですね。
これからは会社のために身を粉にして働く時代ではなく、『会社を使って自分が成長していく』時代ですので、少なくとも土日にはプライベートの時間が確保できる会社を選ぶべきでしょう。
職責が下がった
Cさんは、大手外資系CROから現職の大手外資系製薬メーカーへの転職ですね。
はい、そうです。CROではLeader職でしたが、現職にはCRAとして入社しました。以前はある意味お山の大将だったのですが、それが今はCRAになってしまい、前職の方が密度がある時間が過ごせていた気がします。
なるほど、CROから製薬メーカーに転職する場合、職責が下がるケースは多いですね。
確かに多いですね。このオファーを受諾するかは迷ったのですが、それ以前は製薬メーカーへの転職でなかなか内定を獲得することができなかったため、受諾しました。この選択が正解だったかはまだ自分の中で答えが出ていないですね。
CROから製薬メーカーに転職をする際に、職責やGradeが下がってしまうケースが多くあります。
具体的には、CROでDirector職の人は製薬メーカーでManager職になったり、CROでManager職の人は製薬メーカーで一般職になったりします。
自分自身も職責を下げて転職したためこの気持ちは凄い理解できますが、自分自身の中でしっかりと納得して転職するようにしましょう。
まとめ
今回はCROから製薬メーカーに転職して後悔した理由3選をご紹介しました。
この話は、製薬メーカーに転職したから後悔したという話ではなく、どの産業にも該当するリスクだと思います。
会社を変わることのメリットはたくさんありますが、勿論リスクが伴いますので、転職時にはしっかり納得して入社することが必要ですね。
-労働環境が悪化した
-職責が下がった
製薬メーカーへの転職に限らずCROに転職する場合にも、社風、業務量や年収などをしっかり吟味しましょう。
そのためには、複数の転職エージェントに登録し、複数社から情報を収集することが必須です。
では!
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