CRAの転職:製薬メーカーの中途採用の面接官を直撃!面接官の本音をわかりやすく解説するよ!

2022年3月9日

どうも、はるきちです。

私は以前CROでCRA、チームリーダーを担当しており、現在は外資系製薬メーカーでオンコロジー領域のStudy Managerを担当しています。

弊社では、CRAの上長であるLine Managerが、CRAの中途採用の一次面接の面接官として参加していますが、先日、社内のLine Managerと面接について話す機会がありました。

私は、応募者として面接を受けたことは何回もありますが、面接官として採用の場に携わったことはありません。

面接官の立場としてはどのようなポイントで見ているのかが以前から気になっていましたので、その辺を聞いてみました。

私自身、今までに数回転職をしてきたことに加え、CROから製薬メーカーに転職するために8年もの期間、転職活動をしてきたこともあり、面接の経験は豊富です。

今日は、面接官が面接の場でどれだけ候補者のことを見抜いているかに加え、面接官の本音をわかりやすく解説したいと思います。

1時間の面接だけでは、優秀かどうかを判断できない

はるきち

弊社では、CRAの経験者の中途採用をたまに行っていますが、そのCRAが優秀かどうかを1時間の面接だけで見抜くことってできるのでしょうか?

Line Manager

正直なところ、1時間の面接だけでは見抜けないですね。ですので、実際に優秀かはさておき、『優秀そうに見える人』を見つけることが面接の作業となります。

はるきち

どんな人が優秀そうに見えますか?

Line Manager

過去の実績を、しっかりと論理的に自信をもって話せる人は優秀そうに見えますね。

はるきち

なるほど。ということは、しっかりと実績があっても、自信が無さそうに話す人は優秀そうには見えないということですね。

Line Manager

残念ながら、そうなりますね。どんなに実績があっても、自信が無さそうにボソボソと話す人は、自社で活躍するようなイメージが持てないですね。人間が持つ印象の中で、見た目からの情報が占める割合は結構大きいんですよね。

はるきち

そうなんですね。では、単刀直入に言うと、『言った者勝ち』という側面も多少あるということですよね?(笑)

Line Manager

はい、残念ながら、そういう側面は多少はあります(笑)。ただ、自信があれば良いというわけではなく、その中にも謙虚な一面があることも必要です。

はるきち

では、逆に言うと、しっかりと準備をすれば、面接の場では優秀に見えるように対策できるということですよね?

Line Manager

その通りです。ですので、面接は事前の準備が非常に大切です。優秀に見えるかどうかという観点以外でも、準備をしっかりしてきている人とそうでない人はすぐにわかります。面接のような大事な場において準備を怠るような人は、通常の業務においても準備を怠る人なのかなという印象を持ってしまいますね。


たった1時間では、応募者が優秀かどうかを見抜くことができないというのが、実際のところのようです。

実際に、社内にもなんでこの人を採用したのかな、と思ってしまうようなCRAさんも一部います。

面接というのは自分を売り込む場ですし、言い方を変えれば自分自身のアピールポイントをプレゼンする場です。

せっかくのチャンスが無駄にすることが無いよう、しっかりと準備をして臨みましょう!

CROからの応募者に対しては、必ず『なぜメーカーか?』という質問をする

はるきち

弊社の募集要項を見るとCROからの応募も許容していますが、実際にCROに所属しているCRAからの応募って多いんですか?

Line Manager

そうですね、CROのCRAさんからもかなりの応募があります。

はるきち

CRO出身者と製薬メーカー出身者のどちらが欲しい、どちらが好ましいなどの、会社の要望ってあるのでしょうか?

Line Manager

いえ、特にないですね。書類選考を通過した後は、面接では同じ土俵で評価しています。全員に当てはまるわけではありませんが、新卒で大手内資系製薬メーカーに入った人は、敷かれたレールの上を歩くのは得意だけど、雑草の中を草を手でかき分けながら進むことが苦手そうな人が多い印象がありますね。その一方で、CROでGlobal studyをやってきた人は、いい意味で鍛えられているという印象を持っています。

はるきち

なるほど。では、CRO出身者とメーカー出身者に対して、それぞれに対して必ずする質問はあるのでしょうか?

Line Manager

メーカー出身者に対して必ずするお決まりの質問は無いですが、CRO出身者に対しては、必ず『なぜメーカーか?』という質問はします。

はるきち

そうなんですね。その場合、ほとんどの人の回答は『薬の開発にもっと深く携わりたいから』という感じでしょうか?

Line Manager

はい、ほとんどその回答ですね。その回答が悪いわけではなく、おそらく本音だと思いますが、ほぼ全員その回答を言ってくるので、あまり印象には残らないですね。


CROからの応募者に対しては『なぜメーカー』という質問を必ずするようですね。

実際に、私もこの質問の回答を事前に準備するのが本当に大変でした。

私自身がCRO→製薬メーカーに転職した際の手順を以下の記事に記載していますので、併せてご覧ください。

面接開始後、5分くらいで結果が決まっている

はるきち

正直なところ、面接での合否は面接開始後、何分ぐらいで決めているのでしょうか?

Line Manager

私は一次面接を担当していますので、最終合否を決めているわけではないのですが、一次面接の結果は開始後5分ぐらいで決めていることが多いです。

はるきち

それは、第一印象でほぼ決まるということでしょうか?

Line Manager

第一印象で全てを決めているわけではありませんが、面接時間は1時間しかありません。そのため、第一印象が悪ければ面接中ずっと悪いイメージを引きづりますし、逆に第一印象が良ければ、面接中は良い印象のままでいられることが多い気がします。

面接では第一印象が本当に重要あり、面接官により多少の違いはあるかもしれませんが、面接開始後の数分で合否を決める場合もあるようです。

面接の時間は基本的に1時間しかなく、第一印象が悪ければ、面接時間中にその印象を払拭するのはほぼ不可能です。

そのため、身だしなみや言葉遣いには気を付け、特に面接の開始時は特に慎重に対応しましょう!

面接対策に転職エージェントの活用は必須

転職活動をする際は、必ず転職エージェントに登録しましょう。

私も実際に登録しているのですが、リクルートエージェントとDODAの面接対策は勉強になることが多く、実施の面接の場面で使えるスキルを学ぶことができました。

登録をするだけで無料で受講ができますので、面接前に必ず受講するようにしましょう!

まとめ

今日は、面接官の本音を解説いたしました。

面接の対策は、CRO→製薬メーカーの転職のみに限らず、全ての転職活動で必要となります。

面接の評価で入社後のJob Gradeや年収にも違いが出ますので、内定を勝ち取るだけではなく、年収を勝ち取るためにも面接対策は必要ですので、悔いが無い転職活動をしましょう!

では!

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