バイオベンチャーへの転職について
どうも、はるきちです。
昨年の11月~12月は仕事が忙しく、あと転職活動を行っていたということもあり、ブログを更新できずにおりました。
私は、今後のキャリアとしてバイオベンチャーへの転職も視野に入れており、先日バイオベンチャーにお勤めのMRケースケさんにいろいろ教えて頂きました。
有益な情報も多く、バイオベンチャーに興味をお持ちの方にも共有したいと思いますので、ご本人の許可を得て、ブログにケースケさんから教えて頂いた内容を記載致します。
ケースケさんもブログをお持ちで、バイオベンチャーについて情報を発信されていますので、バイオベンチャーに興味をお持ちの方は是非ご覧ください。
これから文化を作っていくため、当然いろいろなシステムが整っていないのではないでしょうか?
正直全く不満ありません。多くの企業で導入されているシステムは完備されています。
例えばConcurやVeevaもグローバルで導入されていますし、PC、iPad、iPhone貸与です。
ベンチャー系が弱いとされるような総務関連は全てアウトソーシングしておりますので、IT関連やちょっとしたことの連絡などももちろん日本語でできますし、不便ありません。
もちろんこれは企業ごとに異なると思いますが、「このシステムがないと業務が滞る」という物は導入されていると思います。仕事できなくなりますので…
メガファーマに比べるとパイプラインは当然少なくなると思いますが、今在籍されている会社はその点については特に不安はありませんでしょうか?
ちょっと身バレにも繋がりかねませんが、弊社、比較的「特定の領域では勝機のある」パイプラインだと思っています。
今後拡大予定の領域が軌道に乗れば、かなり存在感出せるかなぁと考えていますが、いわゆる大手外資のように開発化合物が100種!とかそんな感じではありません。
ただ一方で規模を考えた際に、1000人で1000億を売るのか、100人で200億を売るのか、と言ったような考え方もあると思います、弊社は後者に当てはまると思います。
年収の件で、バイオベンチャーに転職する際は通常どの程度アップするものでしょうか?
僕自身のケースで言えば、端的にいうと住宅手当分は丸々額面Upです。
元々都内在住であったため、これだけで200万ぐらいは上がっています。
加えてRSUがあるので、これが年間大体100万ぐらいでしょうか。
都合300万円ぐらいは上がっていると思います。
住宅手当分は上乗せないとマイナス転職となるので、エージェント通して強気交渉しました。
買収リスク等あるので、ベンチャー系は待遇良いところが多いとは思います。
ケースケさんが今の会社に入社された際には、会社の収益は黒字でしたでしょうか?
赤字決算の企業は不安ですよね。
とはいえ外資系に限った話かもしれませんが、グローバルとしての財務状況が盤石なのであれば、そこまでの心配はしなくても良いのではないでしょうか?
僕は赤字状態の事業部に所属していたこともありますが、給与は支払われるし、手当も満額出ておりました。
逆に黒字化したからと言って、給与が増える、賞与が増えるということもなかったです。
グローバル全体でも赤字だ!という企業の場合は、既に上市されている医薬品のPeak salesを調べてみて、「ピーク時に収益化できそうかどうか」をみてみると良いと思います。
開発品の後期Phaseの医薬品も同様に調べてみて、例えば「P3に超大型医薬品候補がある」という場合は有望です。
とはいえ開発が失敗することもあり、この点はベンチャーリスクあるあるかと思います。
ケースケさんがバイオベンチャーに転職される際の会社選びの基準として、どの点を重要視しましたでしょうか?
・開発中のパイプラインが、市場優位性があるか。
・希少性の高い領域で、確立した医薬品を持っているか(特定の領域に強い)。
・規模が「小さい」会社であること。
公開されている開発品の標的因子、予定適応疾患などから、既に上市されている類薬の売上と比較して、「自社品が上市されたらどれぐらい売れるかな」と予測していました。
あとはその領域で揺るぎない地位を確立していること(ブランドイメージ)、とにかく会社として若くて人数が少ない会社、を条件に探しています。
なんで小さい会社がいいの?という人は過去にも少し触れているので、よかったらブログを覗いてみてください。
まとめ
ケースケさん、有意義な情報を共有して頂き、ありがとうございました!
私も日頃から転職について自問自答しておりますが、開発職でバイオベンチャーに行くのであれば、やはりClinical scienceの経験が無いと厳しいような気がしております。
Study Managerの募集もあるはあるのですが、基本的にOperationはCROにアウトソースしておりますので、バイオベンチャーに行きたい方は、現職の製薬メーカーでClinical scienceを経験した方が間違いなく良いと思います。
では!
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