薬学生の就職先 特にやりたいことが無い学生さんへ

2022年3月19日

どうも、はるきちです。

今日は薬学生の就職先で、特にやりたいことが無い学生さんは何をやったら良いかを考えてみたいと思います。

私もかつては薬学部の学生で、就職活動を一応やりました。

その結果、薬局に就職したわけですが、正直やりたいことも特になく、消去法で薬局を選択しました。

病院実習に行って、病院薬剤師の面白さとかも考えたのですが、ちょっと違うな~と思ったり、自分なりにいろいろ考えてみたのですが、これがやりたいと思える仕事が当時はありませんでした。

学生さんは社会に出てないですし、大学生時点で自分にあったドンピシャの仕事に就くってこと自体、実は結構難しいことなんじゃないかと思っております。

社会に出て、社会人経験を積んで、そこで自分の希望とかやりたいことも徐々に変わっていくものだと思いますし、そのような人がほとんどではないでしょうか。

学生自体から、やりたいことがはっきりしている人はそれに向かって頑張って欲しいのですが、特にやりたいことがあるわけでは無いという人も一定数いると思いますので、そのような方向けに書いてみたいと思います。

病院・薬局・ドラッグストアを選択するのは最後



私が社会に出て思ったことは、病院・薬局・ドラッグストアを選択するのは最後で良いということです。

正直なところ、病院・薬局・ドラッグストアは薬剤師の免許があればいつでも入れますよ。

勿論、病院薬剤師になることが目標の人は病院に就職すべきですが、やりたいことが無い人はこの3つは避けるべきです。

社会に出て働く中で、いろいろ考えた結果、病院・薬局・ドラッグストアで働きたくなったのであれば、それからでも十分間に合います。

製薬メーカーに入ろう



やりたいことが無いのであれば、まずは製薬メーカーに入った方が良いと思います。

その理由は、後から製薬メーカーに行きたいと思っても、基本的にその職種の経験が無いと入れませんので、入社するために結構苦労します。

実際に、私は薬局→中堅内資系CRO→大手外資系CRO→大手外資系製薬メーカーというキャリアを歩んできたのですが、この間10年くらい要していますし、製薬メーカーに行けない人だってたくさんいます。

ですので、やりたいことが無い人は職種を問わず、まずは製薬メーカーに入ることを考えた方が良いと思います。

入った後に違う職種がやりたいと思った場合は、社内公募で違う部署に異動することも可能ですし、それが叶わない場合は転職する選択肢だってあります。

あと、昔のイメージを引きずっているため、MRを敬遠している人もいると思いますが、MRも悪くない職種だと思います。

以前は接待ばかりで、医者の使いっ走りのイメージでしたが、今はそんなことはありませんし、年収と労働時間と考えると、かなり割が良い仕事だと思います。

現在は各社MRの人数を減らしており、新卒採用も控えていることから、新卒でMRになるのも結構ハードルが高いと思います。

ただ、1点だけ注意が必要なのが、製薬メーカーには職種がたくさんあり、職種により入社難易度が異なりますが、いずれの職種も難易度は結構高めですので、しっかりした準備が必要ですし、会社によっては学歴フィルターがあります。

CROに入ろう

製薬メーカーに入れなかった人は、CROに入った方が良いと思います。

病院、薬局、ドラッグストアよりも生涯年収は間違いなく高いですし、その後頑張り次第では製薬メーカーへの転職も可能です。

私がCRAになった頃はどのCROも中途未経験を大量に採用しておりましたが、今はCROによっては中途未経験者の採用をしていない会社もありますので、新卒で入る価値があると思います。

CROは製薬メーカーから仕事を受託しているため、製薬メーカーの下請けというイメージは確かにありますが、新卒で入るのは結構難しいと思います。

大手外資系CROにいた頃は、国立大学の薬学部からも結構な数の新卒のCRAが入ってきていましたし、東京理科大の出身者なんかも結構多かったです。

あと、私見ですが、新卒の学生さんがCROを受ける場合は、まずは大手外資系を狙うべきだと思います。

大手外資系CROは内資系に比べ年収も高く、英語を使う頻度も高いため、新卒で入るには良い環境だと思います。

まとめ

人生頑張り次第でその後どうにでも変えられますが、新卒で入った会社や職種はその後に大きく影響します。

私が今大学生に戻れるなら、もう1度就職活動をやり直して、最低でもCROには入社したいですね。

新卒で就職できるチャンスは人生に1度しかありませんので、納得が行く会社に就職をして、有意義な社会人生活を送って欲しいと思います。

では!

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