なんでこんなに差が付いた?同期入社でもキャリアに差が付く理由を解説!
どうも、はるきちです。
私は、臨床開発のキャリアを中堅内資系CROから始め、その後大手外資系CRO、そして現職の外資系製薬メーカーというキャリアを辿ってきました。
中堅内資系CROに入った時には、同期が25名前後いて、右も左もわからず、研修中は期待と不安に胸を躍らせていました。
それと同時に、何としてでも製薬メーカーに転職したいと強い思いを持っていたことを、今でもはっきり覚えています。
その会社の同期とは今でも繋がりがあり、最近 当時の同期5名と私の計6名でWeb飲みをする機会がありました。
飲んでいるときは楽しい時間を過ごすことができたのですが、ふと我に返り、画面に映る全員の顔を見ながら、
12~13年の時をが過ぎ、大きな差が付いたな~~(遠い目)
と改めて実感しました。
私の同期入社の中からは、既に事業部長が出ています。
その人は私の1つ下ですが、向上心がかなり強く、同期の中では一番出世しています。
- ヘルスケアベンダー 事業部長 (中堅内資系CROを退職済)
- 他社CRO Study Manager (中堅内資系CROを退職済)
- はるきち 外資系製薬メーカー Study Manager (中堅内資系CROを退職済)
- CRO Study Manager (中堅内資系CROに今も所属)
- CRO CRA (中堅内資系CROに今も所属)
- CRO CRA (中堅内資系CROに今も所属)
Web飲みした上記の6名は、入社した時は全員が臨床開発の未経験でしたが、12~13年の時をが過ぎ、本当に差が付いたと思います。
今日は、経験年数が同じであるにも関わらず、なぜこんなにも差が付くのかを考えてみたいと思います。
描くキャリアは人ぞれぞれ
描くキャリアは人それぞれです。
キャリアには正解も不正解もありませんので、それぞれが描くキャリアが全て正解だと思います。
ただし、自分が目標としていたキャリアを描けている人はそう多くはないと思います。
私はCROから製薬メーカーに転職して、自分のキャリアに対して一定の結果を出すことができたと思っていますが、まだまだ足りないと思うことがたくさんあります。
皆それぞれが目標としているキャリアに少しでも近づけるよう、日々努力が必要ですし、キャリアは自分で切り開いていくものだと思います。
経験年数が同じでもキャリアに差が付く理由
今までの臨床開発のキャリアを通じて、経験が年数が同じでも差が付く理由は、明確な『目標』を持っているかどうか、だと感じています。
Web飲みをした私の同期の中で、私含めて3人は中堅内資系CROから転職し、残りの3人は今でも中堅内資系CROに残っています。
転職した3人と現職に留まっている3人を比べると、転職した3人の方が転職していない3人よりも立場が上がり、年収も上がっている傾向があります。
- ヘルスケアベンダー 事業部長:知的好奇心の塊で、興味がある分野は寝る間も惜しんで勉強する向上心の塊。
- 他社CRO Study Manager:とにかく年収を上げることが目標で、そのために数回CRO内で転職。現在の年収はそこそこだと思われる。
- はるきち:どうしても製薬メーカーに転職したかった。8年間の転職活動の末に、転職成功。
一方、中堅内資系CROに今でも残っている3名は、『特に目標や行きたい会社がなく、転職する理由がない』ため、現職で仕事をしています。
- CRO Study Manager (中堅内資系CROに今も所属)
- CRO CRA (中堅内資系CROに今も所属)
- CRO CRA (中堅内資系CROに今も所属)
転職は無理にする必要はないため、現職に長期間留まり仕事をすること自体は悪いことではありません。
ただ、現職に留まるにも、現職で仕事をする意義を持ちながら仕事をしないと本人の成長にはなりませんよね。
目標を持って取り組んでいる否かの違いが、立場や年収の違いを生んでいます。
勿論、目標を持ったとしても達成できないこともあるでしょう。
『達成できないことが恥ずかしい』と思う人もいうかもしれませんが、それに向かって努力することで何か成長をつかんでいるはずです。
目標を持つことによりそれがモチベーションになり、それにより仕事への姿勢が変わり、その積み重ねが大きな差を生みます。
昨今は、FIREしたい人も増え、仕事よりもプライベートを充実させることに重きが置かれている風潮があります。
私も週末は家族で出かけたりしますし、プライベートは多いに充実させた方が良いと思っています。
ただ、大半の人にとって、人生で一番脂がのっている期間に、一番多くの時間を使うのが仕事だと思います。
一番多くの時間を使っているにも関わらず、目標もなく漫然と続けるのはただの時間の無駄であり、人生損しているなと思ってしまうわけです。
あと、『今いるチームメンバーと仕事をしていて楽しい』ため、転職を考えていないという人もいます。
仕事を円滑に進めるために、人間関係が良好であることは重要ですが、会社を選ぶ基準は自分への還元を一番に考えるべきです。
自分への還元としては、例えば
- この会社は給料が高く、他の会社に転職したら年収が下がる。
- この会社では他社ではできないことを経験できている。
- 今の会社の上司には非常に気に入られているため、ポンポン昇進できる。
などが挙げられます。
今はチームのメンバーと仲良くやれていても、仲が良かったメンバーは近々転職するかもしれませんし、ある日突然気難しいメンバーが途中から入ってきて、チームの雰囲気が変わるという可能性もあります。
上述した通り、現職で頑張り続けることも立派なことですし、それも正解の1つです。
その場合も、自分自身の中で現職で仕事をすることの意義をしっかり持っておきましょう。
転職に積極的な人の方が、良いキャリアをおくれている傾向にある
これは、私の周りに限定した話ではありますが、転職に積極的な人の方が良いキャリアをおくれている傾向にあると思います。
勿論、転職のし過ぎはよくありませんが、転職する際に年収アップとJob postを上げることの両方を達成している人が、私の周りに一定数います。
仮に年収アップとJob postを上げることを同時に達成し、そんな転職を2回することができれば、何もしなかった場合と比べて年収にも大きな差が出ますし、その後のキャリアにも歴然とした差が出ます。
ですので、年齢相応に転職歴があった方が好ましいと思いますし、転職に備えて常に情報を収集しておくアンテナの高さが必要です。
私は転職活動を行っていない場合でも、定期的に転職エージェントと連絡を取り合っていて、常に業界の動向や求人の傾向を把握するようにしています。
年齢相応に昇進しないと辛いこともが待っている
最近は管理職になりたくない人が多くなったと聞きますし、以前と比較して野心的な考えての人が減ってきているようです。
ガンガン出世することだけが正解ではないですし、人それぞれの人生がありますので、それぞれの価値観において満足できるキャリアを送れることが1番だと思います。
ただし、年齢相応の出世をしないと、今まで部下だった人が上司になったり、後輩が上司になると結果が待っています。
私が今担当している試験が複数あり、それぞれ違うCROにアウトソースしているのですが、その中には私が以前勤務していた大手外資系CROも入っています。
その大手外資系CROの私のカウンタパートにリーダーの方は、なんと以前の私の上司です。
つまり、私は以前の上司に指示をしています。
職責上、仕方ないことですが、その人から見るとおそらく気持ちが良いことでは無いと思います。
そうならないためにも、それなりに昇進していく必要があるとつくづく感じています。
副業で結果を出している人は、本業でも結果を出している人である割合が高い
私の周りを見て感じることは、副業で一定の結果を出している人は、本業でも結果を出している人が多い印象があります。
目標を持つことが重要という話をしましたが、副業で結果を出せている人は副業でも目標をしっかり持って取り組めている人が多いのではないでしょうか。
本業も副業も、自分の頭で考え、それを実行し、失敗を次に生かしていくというビジネスの根本は同じはずです。
しっかりと目標をもって、自分の頭で考えて行動することが、結果出る1番の近道だと言えます。
まとめ
今日は目標を作ることの大切をお伝えしましたが、目標は役職や年収ではなくても良いと思いますので、自分自身が目指すべき姿を目標にしてほしいと思います。
すぐに目標が見つからないという人は、達成は可能だが頑張らないと達成できないような目標を作ることをお勧めします。
例えば、オンコロジー領域の試験を担当しているCRAさんであれば
- 担当の癌腫におけるNCCNガイドランを全ページ完璧に理解する。
- Protocolで実施する特殊な検査(例:生検)について勉強し、医師と同等の知識をつける。
という目標を作ることができます。
目標を作ることも無く、日々漫然と生活することが一番マズイと思いいますので、まは目標を作ってみましょう。
目標があると無いでは、1年後には差が開き、3年も経つと大きな差になっているはずです。
では!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません