45歳以上でClinical Operationの経験しかない人はやばい!?

2022年2月26日

どうも、はるきちです。

少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

今年も定期的にブログを更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、新年1発目として、少し厳しい内容ですが、『45歳以上でClinical Operationの経験しかないの経験しかない人はやばい!?』というお題で今日は記事を書いてみたいと思います。

2021年はたまたま私の知り合いが多く転職した年でしたし、かつ12月に以前から付き合いがある転職エージェントさんとご飯に行ったりと、今後のキャリアを考える上できかっけとなることが多くありました。

転職エージェントの方も仰ってましたが、『45歳以上でClinical Operationの経験しか無い人はやばい』というのは転職市場の中では常識になりつつあるようでして、それまでにいろいろ経験を積んでいないと45歳以降で苦労することになると思います。

今日は、このテーマを深堀りしてみたいと思います。なぜ、『45歳以上でClinical Operationの経験しかないの経験しかない人はやばい』のか?

なぜ、『45歳以上でClinical Operationの経験しかないの経験しかない人はやばい』のか?

まず、私がここで言う「Clinical Operation」の定義を明確にしたいと思います。

会社によっては、部署名に「Clinical Operation」という名前を付けていたりしますので、「Clinical Operation」という単語を見て部署名だと考える人がいるかもしれませんが、部署名ではなく、Role名だとご理解頂ければと思います。

具体的には、Study Manager(チームリーダーを指しており、会社によってStudy Leader、CPM、CTL、CPL、CL、PLなどと呼んでいる場合もある)、CRA、Study Start Upなど、要は治験の実行部隊を纏めて「Clinical Operation」と一般的には呼んでおり、CRAのLine Managerも「Clinical Operation」の括りに入ります。

製薬メーカーに勤務している人はわかると思いますが、製薬メーカーの中にはClinical Operation以外にClinical Scienceなどいろいろな部署があります。

その一方で、CROではClinical Operationの受託が主力となっている会社が多いと思いますので、社員のほとんどがClinical Operationに従事している状況だと思います。

では、その経験しかないと、なぜ「やばいか?」というと治験の実務の中でClinical Operationは最下流に位置しております。

薬事やClinical Scienceで申請戦略などを立案した後、Clinical Operationはそれ通りに実行することがタスクとなります。

当然、CROはそこからアウトソースされますので、CROはさらに下流に位置します。

CROに勤務している人からすると製薬メーカーのClinical Operationは上流に見えますが、残念ながら製薬メーカー内ではかなり下流です。

下流の仕事ばかりしてきた人で、45歳以降の市場価値がどうなるかは、皆さん予想がつきますよね?

あと、Clinical Operationしか経験が無い人のもう1つの弱点として、申請戦略的な物事の捉え方ができないという点です。

Clinical Operationの一番の仕事はタイムライン通りに治験を終了させる(タイムライン通りに症例を登録する)ことですよね。

ですので、申請戦略云々は知らなくても仕事がつとまるため、申請戦略的な物事の捉え方ができない人が多いと思います。

これは私にも言えることですし、多くの人に当てはまる内容です。

もちろん、これは全員に該当するものではなく、一般的な傾向としての話ですので、Clinical Operation一筋でも市場価値が高い人は存在しますが、非常に稀な存在です。

大手製薬メーカーで50歳台前半の部長とかは、Clinical Operationしか経験が無いとCROに転職する際にも結構買い叩かれているという話を聞きますので、なかなか厳しい世の中だと思います。

実際に、私の周りの40歳台後半から50歳台の方では、Clinical Operation以外の経験がある人は希望通りの転職を実現されていますが、Clinical Operationしか経験が無い人は微妙な結果になっていることの方が多い印象です。

そうならないために、どうすれば良いのか?

そのための具体的な対策としては、社内公募で他部署へ異動することが挙げられます。

中小CROでは、CRA職とリーダー食しかRoleがないような状況もあり得ると思いますが、大手CROではClinical Operation以外にも部署があると思いますので、現時点でClinical Operationに従事している人は、できるだけ若いうちに他部署へ異動した方が良いと思います。

では、具体的にどの部署が良いか?という点ですが、それぞれ皆さんの興味があるRoleに移ることが一番良いと思いますが、一般的な傾向としては薬事は食いっぱぐれるリスクが比較的低いと言われています。

残念ながら、製薬メーカーでもClinical OperationはJob securityが非常に低いRoleです。

ブログにも書いている通り、私はずっと製薬メーカーへの転職を目指して転職活動を行ってきました。

結果として、希望の製薬メーカーに転職でき、今はStudy Manager担当していますので、最低限の目標はクリアできたと思っています。

ただ、8年あまり転職活動を行っておりましたので、CRO在籍期間中のその8年の間に薬事に異動して、薬事として一定期間の経験を積むことができれば、もしかすると薬事として製薬メーカーに転職できたのかもな、と最近思うようになりました。

この発想は、自分自身が製薬メーカーに転職し、薬事の人と一緒に仕事をするようになって生まれた感情ですので、製薬メーカーに転職することができなければそもそも気付きもしなかったことかもしれません。

そう意味では、自分自身の成長の一つと言えるかもしれませんが、若い時にこのような考えがあれば、少しは違ったかもなと思います。

自分自身のキャリアは自分自身で描くもの

今のご時世、終身雇用は崩壊しており、会社は皆さんの面倒を最後まで見てくれません。

ですので、自分自身のキャリアは自分で描いて実現していくものと考えていた方が良いと思います。

今日お伝えした内容は製薬メーカー、CRO両方に当てはまる内容ですので、日ごろからご自身のキャリアパスをしっかりと考える習慣を身につけましょう。

実際、45歳以上でClinical Operationの経験しかない人は、その年齢では未経験としての異動も厳しいと思いますので、最後までClinical Operationでやり抜くしかないと思います。

Clinical Operation一筋で行くと決めている人は、Global Studyで日本のリーダーを担当していた、というレベルでは弱いと思いますので、Asia Pacific全体を統括するような仕事をしていた、又はGlobal StudyのGlobal Leader(またはそれに近いRole)を担当していた、ぐらいのレベルを目指して頑張りましょう。

今日は一例として薬事を出しましたが、薬事に限らず興味があるRoleがあれば、まずはトライしてみることをお勧めいたします。

 CRA経験があれば、未経験でも転職可能な場合も

CRA経験があれば、年齢が若ければ未経験で転職可能な職種もありますので、転職でキャリアチェンジをするという方法も1つの手段だと思います

以前、私もCRO在籍時に製薬メーカーのCRA以外のRoleに応募したことがあり、最終面接まで行きました。

結果的に不採用になりましたが、CROのCRAでも応募可能な職種はありますので、幅広く検討してみましょう。

なお、転職でキャリアチェンジする場合は、必ず転職エージェントに登録して転職活動を行いましょう。

今まで皆さんが積んできた経験を総合的に判断し、どのRoleに応募可能かなど、転職エージェントには膨大なデータがあります。

2022年2月時点で私はClinical Operationの経験しかありませんが、Study Managerの経験があれば応募できるClinical Scienceの求人も時々紹介頂くことがあります。

また、ここ数年で脚光を浴びているリアルワールドのRoleにも、Clinical Operationの経験で応募できるケースがあります。

中途の転職の場合はそのRoleの経験が無いと転職できないと考えてしまいがちですが、自分でその可能性を消してしまうのは非常に勿体ないですよね。

意外な発見があるかもしれませんので、一度フラットな気持ちで転職エージェントに相談することをお勧め致します。

まとめ

今日はClinical Operationの立ち位置やキャリアチェンジについて書いてきました。

ここまで読んで、人によっては『だったらCRA目指すをやめようかな』と思った就活生や、『CRAの仕事に対してモチベーションが下がった』と思うCRAさんもいるのかもしれません。

私自身、今はStudy ManagerとしてClinical Operationに携わっていますが、Clinical Operationの仕事自体は非常にやりがいがあります。

治験を前に進めるためには、Study ManagerやCRAさんの頑張り無くして達成することはできません。

ただし、その一方でClinical Operationは臨床開発のキャリアの入り口的な位置づけでもありますので、その後の市場価値や転職のしやすさなどを考えると、ずっとClinical Operationをやり続けるのはあまり好ましくないと私は思っています。

自分のキャリアは自分で築くものですので、それぞれが自分自身のキャリアディベロップメントについて考えてみましょう。

では!

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